大阪市で内視鏡検査を受けるにあたり、内視鏡検査とはどういったとは検査なのか、どのような種類があるのでしょうか。そして、内視鏡検査を受けることで、どういった病気の早期発見につながるのかについても知っておきましょう。
大阪市で内視鏡検査を受けるメリットや、注意点、検査を受ける時に気を付けたいポイントについてもご紹介いたします。
内視鏡検査とはどういった検査?
大阪市で医療機関や検診センターで内視鏡検査を受ける人が増えてきています。そもそも内視鏡検査とはどういった検査なのでしょうか。内視鏡検査とは、身体の内部を直接観察することができる検査です。
ファイバースコープと呼ばれる細長く直径1cmほどの管に、非常に小さなカメラが内蔵されている専用の器具を使って行う検査です。ファイバースコープは、検査の内容によって口や鼻、肛門から挿入していきます。ファイバースコープとは、ガラス繊維と呼ばれる柔らかい性質を持った管で、自由に曲げることができることが大きな特徴です。
大阪市の内視鏡検査では何ができる?
内視鏡検査ではファイバースコープを体の中に管を挿入した後、操作をして向きを変えながら、取り付けられた内蔵カメラを通じて、身体の内部を直接観察、検査して病気の有無をチェックすることができます。内視鏡検査を受けることによって、身体の内部の異常を発見できるだけではなく、粘膜にできたポリープや潰瘍などの病変を、鉗子と呼ばれるアタッチメントを用いて、検査と同時に切り取ることもできます。
上部消化管内視鏡検査では何が分かる?
内視鏡検査は検査をする場所や内容によって、いくつか種類が分かれています。上部消化管内視鏡検査は、食道、胃、十二指腸を検査する内視鏡検査です。以前から、「胃カメラ」と呼ばれることが多い検査です。
上部消化管内視鏡検査は経口内視鏡、経鼻内視鏡の2種類と、特殊検査、治療のための超音波内視鏡という3つの種類があります。経口内視鏡は、口からファイバースコープを入れて行う内視鏡検査で、経鼻内視鏡は鼻からファイバースコープを入れて検査を行います。
超音波内視鏡と呼ばれる検査もあります。超音波内視鏡は、他の検査よりも直径が大きなファイバースコープを利用して行う検査です。ファイバースコープの先端に超音波振動子と呼ばれる、超音波を発信する器具を挿入して行います。
器具から超音波を発することで、胃壁や腸壁にできている潰瘍がどの程度まで浸透しているのか、周辺臓器やリンパ節の状態をチェックすることで、転移をしていないか等、それまでわからなかった粘膜の下の部分の状態を診断できる検査方法です。
大腸内視鏡検査では何が分かる?
大腸内視鏡検査は「大腸カメラ」とも呼ばれる、大腸をチェックするため広く用いられている検査です。大腸内視鏡検査は、肛門から長いファイバースコープを挿入して観察をします。直腸や、結腸、大腸の入り口である回盲弁、小腸の手前まで見ることができるため、大腸の全体、小腸の一部をチェックすることができます。
大腸は曲がりくねっている形状をしているため、検査のためには熟練した技術を要するといわれていましたが、近年はファイバースコープの技術の進化によって挿入がしやすくなってきています。
腸壁に沿って自然と曲がる他、内視鏡内に組み込まれているコイルを操作することで、ファイバースコープの硬さを変えることができる硬度可変スコープ技術の開発、磁気を利用した技術などによって、大腸の形状に合わせて深い場所まで挿入することが可能となってきています。
大腸内視鏡検査の特徴とは?
大腸内視鏡では、状況によっては肛門鏡、直腸鏡といった専用の器具を使って検査をすることもあります。観察だけでなく、組織採取や、ポリープ切除などの処置も行うことができます。
日本人のライフスタイルが欧米化したことによって、大腸がんをはじめとする大腸の疾病が増加しています。特に大腸がんは初期段階では自覚症状がないため、早期発見の重要性が注目されています。大腸内視鏡検査は、定期健診や人間ドックなどの便潜血検査で陽性となり、精密検査が必要となった場合に受ける二次的な検査として行われることが多いです。